「売上」を3つの要素に分解する
事業を営んでいる以上、経営者や個人事業主の方々にとって常に隣り合わせの関係にあるのが「売上」です。その「売上」を以下のように3つの要素に分解してあげることで、より具体的な経営判断ができるかもしれません。
売上 = 顧客数 × 顧客単価 × 購入頻度
仮に売上を増やしていきたいと考えた場合には、
①顧客数、②顧客単価、③購入頻度のいずれかにアプローチすればよいこととなり、要素分解をする前よりも明快な意思決定が可能となります。
また、①・②の要素はそれぞれさらに分解できるため、以下のように施策を検討できる余地が広がります。
①顧客数 = 既存顧客 + 新規顧客 ― 流出顧客
ex.)リピーターを増やす(既存顧客の増加)ためにクーポン券を配ろう!
→ 顧客数の増加に繋がる
→ 売上の増加に繋がる
②顧客単価 = 商品数量 × 商品単価
ex.)いくつかの商品をセットにして販売してみよう!(商品数量の増加)
→ 顧客単価の増加に繋がる
→ 売上の増加に繋がる
実際に施策を打つ際は、上記の例とは異なり簡単にはいかないことが往々にしてあると思われますが、「売上」を「売上」として捉えるよりも具体性をもった施策になりやすいでしょう。
今回は「売上」がテーマのコラムでした。
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