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固定資産税は、原則土地または家屋の所有者に
対してその所在市町村が課税する地方税です。
持ち家の方は毎年払っているなじみのある税金ですね。

さて、この固定資産税の仕組みが平成30年度から変わる予定です。
固定資産税は、分譲マンション(区分所有家屋といいます)の場合、
まずマンション全体の敷地及び建物に対する税金を計算して、
それをそれぞれの所有者に按分して負担をさせる計算をしています。

この按分方法は、原則は各号室の床面積です。
(天井の高さなどで補正される場合もありますが、ごく一部のケースです)
つまり、同じ50階建てのマンションで間取りが3LDK・80㎡の場合101号室の
所有者と5001号室の所有者は同じ税金になる仕組みでした。
でもこれっておかしいですよね。
そもそも高層階のほうが断然高い値段払って購入しているはずです。
つまり資産価値も高いはずです。

また、実はこれは固定資産税に限った話ではないのです。
相続税の評価に使うのも実はこの固定資産税の計算に使う、
【固定資産税評価額】なのです(建物のみ。)
そのため、以前から高層階を購入すれば固定資産税も、相続税も安いわりに、
実際には高く売れるといった「タワーマンション節税」なんて言葉がありました。
その不公平な税制を解消させるため、階層が上がるにつれて
固定資産税が高くなるようにします。
対象は、高さ60メートルを超えるマンションです。
按分割合は、このマンションの1階を100とし、
1フロア上がるごとに10/39(約0.26%)を加算していきます。
例えば50階なら、1階よりも約13%多い割合になるという計算になります。

今回の改正は固定資産税についてのものですが、改正の趣旨を考えると
相続税などにも今後影響する改正が行われるかもしれません。

ご質問等ございましたら、税理士法人エンカレッジまでお気軽にご相談下さい。